デュアルSIMによる「ギガ乞食」生活について

スマホをGoogle Pixel 5a(5G)に買い換えました。そのついでにソフトバンクの通信プランをミニフィットプラス+に変更しました。月に3GBまでなら比較的安く使えますが、それ以上だと追加はできず速度制限がかかるというプランです。今までの実績では月1GB〜2GBくらいしか使ってないので問題ないのですが、何かの緊急時にテザリングができないなんてことになるとちょっと困ります。Google Pixel 5aはデュアルSIMをサポート(物理SIMとeSIM)しているので、月額料金無料の楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIというプランを契約してみました。1GBまでなら無料、それ以降は最大でも月額2980円で無制限に使えます。

楽天はイマイチ電波の入りが悪いという話もあるので、AUのpovo 2.0というのも契約してみようと思います。こちらも月額料金無料で、必要に応じて「トッピング」という形でデータ通信料を購入する形になります。

デュアルSIMってしょっちゅう海外出張に行く人とか、複数の電話番号を持ちたい人専用かと思っていましたが、そんなことはなく、データ通信料金を安くしたい場合にもきわめて有効ということがわかりました(もはや常識であって自分が知らなかっただけと思いますが)。

以下、いくつか注意点というかヒントです。

デュアルSIMということで、同時に使える(通話待受にできる)のは2つまですが、eSIMを2個以上ダウンロードして切り替えて使う分には10個くらいでも大丈夫のようです。

SIMを切り替えて使うのはめんどくさいですが「SIM切替スイッチ」といったアプリがあると多少簡単になります。データ通信量の通知機能を使って1GB超えそうになったら別のSIMに切り替えるようにすることで「ギガ乞食」にふさわしいケチケチ運用ができます。

ソフトバンクを通話のみにしてデータ通信はeSIMで行うようにすればもっと安上がりかと思いましたが、ソフトバンクは通話のみの契約は受け付けてくれないので、最低でもミニフィットプラン+の契約は必要です。

eSIMはダウンロードしてアクティベートするときに、そのスマホと対応付けられます。複数のスマホで同時に使うことはできません(これができたらクローン携帯ができてしまうので当たり前と言えば当たり前です)。対応付いているスマホの変更には手数料3000円くらいかかります。Rakuten UN-LIMIT VIの申込した時に、最後に「通信プランだけでいいんですか端末も買いませんか?」と聞かれたので、キャンペーン中の実質無料スマホをゲットするのもありかなと思いましたが、それやるとデュアルSIM運用への切替に手数料が発生する可能性があるのでやめておきました。(追記:コメントいただきましたが、UN-LIMIT VI、今は無料でeSIMの機種間移動ができるようになったそうです。そういうことなら、RAKUTEN HAND無料でゲットしておけばよかったです。)

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「バックアップと同期」からGoogleドライブへのアップグレードについて

GoogleドライブでPCのファイル同期をしている方にはもう通知が行っていると思いますが、「バックアップと同期」のアプリがディスコンになり、パソコン版Googleドライブになるということで強制的にアップデートされてしまいました。仕事関係のファイルは全部Googleドライブ上に置いているので、念のために移行の前にローカルでフォルダー丸ごとバックアップを取ってからやりました。

アップデート自体は特に問題なく終了しましたが、フォルダーのタイムスタンプが同期実行の時刻にリセットされてしまったのでちょっと不便です(ファイルのタイムスタンプは変わってません)。あと、以前は、Windowsの通知領域の「バックアップと同期」のアプリのアイコンからウェブ上のGoogleドライブやGoogleフォトが呼び出せていたのですが、それができなくなってしまったのでちょっとめんどくさいです(別にブラウザ上でブックマークを作ればいいだけの話なのですが)。

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栗原、eFaxやめるってよ

事務所のFAXはeFaxというメールでFAX受け取れるサービスを使っていました。一昔前は、主にWIPO国際事務局(マドプロ)とのやり取りで使っていたりしました。しかし、WIPOへの書類提出はウェブからファイル転送すればよいようになり(確か、現在ではFAXは受け付けてくれなくなったと思います)、特許庁審査官とのやり取りもメールで済むようになりました。

過去1年のeFAXの使用履歴を見てみると、送信は特許庁のハーグ(外内)担当審査官とのやり取り(メールでできないかと聞いたらできないと言われたのでしかたなく)、受信は変テコなトラックの営業チラシくらいです。これで月額2000円弱払うのはばかばかしくなってきました。eFAXを解約してFAXなしで営業してみようと思いますが、そういう特許事務所ってあるのでしょうか?弁理士ナビを見るとFAX番号の記載がない事務所も結構ありますが、FAXは設置してはいるが営業FAXを避けるために載せてないだけかもしれません。

最悪、送信の場合は、どうしてもFAXで送らなければいけない時はKinko’sやコンビニから送れば済むのですが、受信の場合にFAX番号がないと困ることもあるのかもしれないと気になっています。万一の受信用にFAXモデム(昭和感)でも買って固定電話の番号で受けるようにしようかなとも思っています。

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マドプロ登録の更新時における区分ごとの放棄について

マドプロの更新時に料金節約のために特定国の特定区分だけ削除(放棄)して更新したいとの依頼がありました。てっきり、日本での商標登録の更新のように更新料金支払時に一部の区分を放棄できるものかと思っていたのですが、何と、マドプロではこれはできないのですね(指定国まるごと放棄することはできるんですが)。WIPOに相談したところ、E-Limitation (またはMM6)で当該区分を限定してから、その限定が登録されるのを待って、更新するしかないとのことです。限定の登録には平均1カ月ほどかかるので、更新料支払日の1カ月以上前に限定要求をして下さいとのことでした。十分な時間的余裕を持って手続に取りかかっておいてよかったです。

限定対象の区分が更新日より先に削除されることで、わずかですが権利の空白期間が生じることになりますが、それはあきらめてくれとのことです。

ところで、この件で行ったE-Limitationの経過をMadrid Monitorで確認したところ、なぜか、特定区分だけではなく、全区分を削除する手続が進行中でした。E-Limitationの受領書を見せて間違ってることをWIPO担当者に伝えて事なきを得ました(そもそも全区分削除するなら指定国ごと削除するので意味がありません)。一般に、WIPOはびっくりするようなポカミスをすることがあるので入念な監視が必要です。

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実用新案設定登録前の住所変更について

権利の設定登録直前になってクライアントから実は引っ越してますとの情報をもらうことがあります。この場合、当然ながら設定登録前に住所変更を済ませたいところです(登録後に住所変更すると印紙代かかりますし、特許証(登録証)記載の住所は仮に再発行しても直らないため)。特許や商標の場合であれば、特許料(登録料)納付書の【その他】欄で、住所変更届提出済みと書いておけば、住所変更の手続が完了するまで設定登録を待ってくれるので、確実に新住所で設定登録を行うことができます。

しかし、実用新案の場合には、登録料納付というステップがないのでこのやり方が取れません。実用新案出願直後に住所変更届を出して、上申書を出して、十分な期間があるから大丈夫だろうとたかをくくっていたら、何と旧住所で登録証が発行されてしまいました。特許庁登録室に問い合わせると、住所変更届けの電子化に2カ月(一般に、コロナ禍のせいで電子化はやたら時間がかかります)ほどかかり、設定登録に間に合わなかったとのことです。なお、原簿の住所は新住所に直っているので、登録証に記載された住所だけが正しくない(古いまま)という状況になります。このような場合には、無料で登録証を再発行してもらえるとのことなのでお願いしました。

なお、一般に、上申書を出しても、登録室の担当者には届かないので、このような場合には登録室に電話しておくというのが正しい対応であると思われます。

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