これがアップル対サムスン裁判で問題になった特許・意匠です

アップル対サムスンの「特許戦争」、重要なカリフォルニア連邦地裁においてサムスンにとっては厳しい評決が出てしまいましたが、具体的にアップルのどのような特許権(と意匠権)が侵害されたと陪審員に認定されたのか簡単に見ていきましょう。

この裁判で問題になっているのは3つの特許権と4つの意匠権です(なお、日本では特許(技術的アイデア)と意匠(工業デザイン)は別の概念ですが、米国ではどちらも”patent”と呼ばれますので、メディアの記事を読むときは注意が必要です。)

まず、見てわかりやすい意匠権の方から見ていきましょう(以下、意匠・特許番号のリンクはGoogle Patentへのリンクです。意匠の図面は代表的なもの1点だけを引用しています。)

D618,677 iPhoneの筐体デザインの一部(前面ガラス部分)の意匠(部分意匠)です。

cap1

D593,087  同じくiPhoneの筐体デザインの一部(前面枠部分)の意匠(部分意匠)です。

cap3

D604,305 iPhoneのアイコン配置のデザインです。

cap4

D504,889 iPadの筐体デザインの元になった意匠です。

cap2

次に特許権です。基本的に全部UIに関する特許です。ここでは概要のみご紹介します。時間があったら後日中身も解説するかもしれません。

7,469,381 通称、“bounce back”特許、リストを指でスクロールしていってリストの最後に達した時にスクロールが急に止まるのではなく、あたかも何かにぶつかって跳ね返ったかのように動作するというアイデアです。なくても何とかなりますが、あるとないとでエクスペリエンスに結構な影響がある特許だと思います。こういう動作をしないAndroidデバイスもあるようなので、サムスン独自の機能なのかもしれません(詳しい方教えてくださいな)。

7,844,915 通称、”pinch-and-zoom”特許、1本指でスクロールして2本指でズームするというアイデア。iPhone/iPadのエクスペリエンスにおいてきわめて重要な特許だと思います。

7,864,163 通称、”tap to zoom”特許、Safari等で実装されている特定のフレームを指でダブルタップすると拡大表示されるというアイデア(たぶん)(明細書読み込んでる時間がなくなってきたので後で確認します)。これもないとちょっと困るような気がします。

時間がなくなってきたので本日は以上です。後日、加筆修正するかもしれません。

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