【小ネタ】「スマートヅラ」関連知財について

ソニーが米国でセンサー内蔵のカツラ(スマートウィグ)の特許を出願していたことが明らかになりちょっと話題になっています(参考記事)。なお、出願が公開されただけで登録されたわけではありませんので念のため。

公開番号は20130311132です(出願番号13/891682)。発明の名称は”WEARABLE COMPUTING DEVICE”とそっけないもの。2012年5月16日の欧州特許庁への出願に優先権指定されています。今のところ日本では同等特許は公開されていないようですが、仮に出願されていたとすると今が公開されるぎりぎりのタイミング(出願公開日は優先日の1.5年後+α)なので、日本で出願されている可能性もないわけではありません。

プレゼンのスライド操作、振動によるナビゲーション、体の情報をセンサーで収集するなどの実施例が記載されています。特許化されるかどうかの話以前に、商品化できるのかという疑問もありますが、この分野は何がどうなるか読めないので思いついたらまず出願というのは大企業としては当然のことでしょう。

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ところで、これを見て「スマヅラ」を商標登録出願する人が出てきてもおかしくないと思います。商標登録出願から公開までは1ヶ月程度かかりますのでしばらくはわかりませんが、(スマートフォン装着な手袋である)「スマ手」を開発し、商標登録もしているドクター中松氏あたりが既に出願しているかもしれません(参考ブログ記事「【小ネタ】ドクター中松氏の華麗なる商標権ポートフォリオについて」)。

さらに調べると今年の4月にバンダイが「スマートカツラ」で商標登録出願(商願2013-27704)をしていました(指定商品は電子器具関連とゲーム関連です)。タイミング的に見てソニーの特許出願とは関係ないとは思いますが、具体的にどのような商品に使うのを想定しているのかちょっと気になります。

さて、テクノロジーの観点に戻って見てみると、ウェアラブルの世界では、腕時計、メガネ、指輪、腕輪、ペンダント、靴、カツラと出てきましたので、他に常時身に付けるものというという入れ歯くらいかなと思います。入れ歯を活用したウェアラブル・コンピューター関連の特許出願を調べてみると、健康管理用のセンサーを歯に埋め込むアイデアがイスラエルのHealthwatchという会社によって各国に出願されています(米国特許公報)。日本にも出願されており(特願2012-531550「非干渉の常時健康監視及び警告システム」)現在審査中となっています。

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ウェアラブル・コンピューティングのアイデアは既に「カンブリア爆発」を迎えていると思うのでこれからも荒唐無稽なものも含め興味深い出願が公開されていくでしょう。

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