鉄道遅延・運休情報のオープンデータ化について

土曜日(15日)は大雪で東京の公共共通機関はガタガタだったわけですが、よりによってその日に都心で重要な用事があったので困りました。「乗換案内」で示される最短ルートは運休によりアウト、ちゃんと動いている代替ルートを探す必要があったのですが、そのためには各鉄道会社のウェブサイトの運行情報を見なければなりません(Yahoo!などのポータルに交通情報は集約されていますが微妙にタイムラグがあるので)。

さらに、地下のみの路線は影響を受けにくいであろう、ターミナル駅経由であれば、万一急に運休したときに代替ルートに切り替えやすいであろう、などのヒューリスティクスを駆使して、乗換ルートの候補を考えて何とか無事時間までに目的地にたどり着けました。

しかし、これはよく考えてみるとずいぶん原始的なプロセスです。各路線の遅延情報という生データはあるにもかかわらず、それをまったく有機的に使えていません。

遅延・運休情報の共通データ形式を決めて、それをWebAPI経由で自由にアクセスできるようにすれば、つまり、遅延・運休情報をオープンデータ化すれば、この問題は大きく軽減されるでしょう。「乗換案内」等のアプリがこのオープンデータを使って、遅延・運休情報を加味した最適の路線が検索できるようになります。たとえば、所要時間の期待値が最も短いルート、最悪ケースでも一番早く着ける可能性が高いルート、指定した時間までに着ける中で最も確実性が高いルートなどが検索できるようになるでしょう。大雪の時に限らず有効なはずです。

オープンデータ化に要する労力はそれほどでもないと思いますが、それに対して得られる潜在的メリットはきわめて大きいと思います。

なんて書きつつ調べていたら当然このような動きはあるようです(参照記事:「首都圏の交通13団体がオープンデータの研究会、運行情報など即時発信へ」)。しかし、個別の路線の運行情報がわかっても有用性は限られているわけであり、路線検索アプリとの融合といった方向性に進んでほしいと思います。

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