ちょっと前に「海外代理人とのメールにおける注意点」という記事を書きましたが、もう1点大事なことを思い出したので追加です。
4. 日付は絶対に誤解されない形式で
たとえば、2016年4月5日を例に取ると、アメリカ式だと4/5/2016と書きますし、イギリス式だと5/4/2016と書きます。ヨーロッパだとだいたいイギリス式ですが、カナダ等両方使う国もあります。
特許実務で、万一、日付を読み間違えるとどえらいことになりますので、Apr-5-2016のように間違えようがない形で書くべきでしょう(まあ、ちゃんとした海外事務所ならそう書くと思いますが)。
また、PCT国内移行の翻訳文提出や審査請求のように、徒過するとリカバリーがきかない日付については、たとえば、”Apr-5-2016(firm)”といったように書くようにしています。特に翻訳文はアメリカ式で遅れても補正命令が来てそれに応答して提出すればよいみたいなつもりになっている出願人がいる可能性もある(ちゃんとした海外事務所ならそんなことはないと思いますが)の念のためでです。