J-PlatPatが大幅(本当に大幅)機能改善

特許庁からJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)の機能改善が発表されました。

  1. 審査・審判経過情報が参照可能になるまでの期間を、約3週間から、原則1日に短縮。
  2. 特許・実用新案に加え、意匠・商標(平成31年1月以降の書類 のみ)にまで拡充。
  3. 拒絶された商標出願や、権利が抹消された商標登録を新たに検索可能に。
  4. 中国の特許文献を日本語で検索可能に。
  5. AIを活用した最新の機械翻訳アルゴリズムにより、質の向上した日英翻訳を提供。
  6. 初めての方でもスムーズにご利用いただけるよう、メニューや初期画面を整理。

ということで相当な機能向上で、大変喜ばしいです。これくらい向上するなら、休日メンテも我慢できますね。特に3は、出願の登録可能性の判断基準のひとつとして重要で、これだけのために有償の商標検索サービスを使用していた人もいるのではないでしょうか?商標検索サービス業者の事業にも影響があるかもしれません。

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実用新案は金の無駄か?

Googleで「実用新案」をキーワードにして検索すると「実用新案は費用の無駄」と主張する特許事務所のサイトがトップに表示されたりします。もちろん、無審査登録なので特許ほどの価値はないですが本当にそうでしょうか?

模倣品を製造販売しようとする競合他社が、その製品が実用新案登録済であることを発見した場合、以下のオプションが取れるでしょう。

1.無視する
2.技術評価を請求する
3.無効審判を請求する

いずれもリスクを(そして、2と3では費用を)伴います。万一、2か3のオプションを取って新規性・進歩性ありの結論が出てしまえば、金を使って他人の権利にお墨付きを与える結果になってしまいます。そのリスクを嫌って、丸パクリはやめるように方針転換する可能性もあります。

競合他社がリスクを取ってでも権利を無効化する決意がある場合、あるいは、当該考案が明らかに新規性・進歩性を欠く場合は別として、一定の抑止効果はあります。

また、 実用新案登録に基づく特許出願という手段もあります。 まずは、実用新案で早期に権利化しておいて、競合他社を牽制しつつ、市場の状況を見つつ特許化するという戦略も取り得ます(この場合の実用新案の価値としては費用の安さよりも早期の権利化ということになるでしょう。

実用新案登録するなら意匠登録出願した方がよいという話もありますが、当然ながら、意匠登録は特定の工業デザインを保護するものなので、技術的アイデア(考案)そのものを保護できるわけではありません。外観を変えてしまえば容易に回避されてしまいます。仮に、特定の考案を実現するために不可欠な形状を意匠登録出願すると「 物品の機能を確保するために不可欠な形状のみからなる意匠 」(5条3項)として拒絶になってしまいます。実用新案と同時にその特定の工業デザインを意匠登録出願するのならわかりますが、実用新案の代わりに意匠登録出願を行なうことが有効なケースがそう多いとは思えません。

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出願人住所と法人登記簿の関係について

特許等の出願人の住所は建前上は法人登記簿の記載に合わせることになっていると思いますが、実際は、登記簿上はビル名なし表記、出願人住所はビル名あり表記といった状態になっているケースも多いかと思います。

このような状態でも、日本の特許庁の運用では住所は実質同一であればよく、あまりうるさいことを言われないので問題はほとんどないと思いますが、海外では必ずしもそうとは限らないので注意が必要です。

先日、韓国にPCTで移行した特許出願が登録になったのですが、出願人住所が変更になっていたので住所変更手続を合わせて現地代理人に依頼しました。その際に法人登記簿の提出(スキャンコピーで可)が必要だったのですが、出願上の住所がビル名あり表記、登記簿上の旧住所がビル名なし表記だったので一致しないということで、手続却下になってしまいました。これを回避するために公証済の住所変更依頼が必要となり、公証人料金が余計にかかることになってしまいました。

ということで、出願人住所は登記簿表記に厳密に合わせておいた方が無難ということになります。

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PowerPointからIllustratorに綺麗にコピペする方法

弊所では特許図面の作成はAdobe Illustratorを使ってます。ややこしいのは業者さんにお願いしますが、簡単な図は自分で作ってしまいます(業者さんとやり取りするよりもその方が早い)。Illustrator は、ペンツールにちょっと慣れが必要ですが慣れてしまうと綺麗に速く作れます。

クライアント様から図面を頂くときは意匠案件でもない限り、
Illustrator でもらえることはまずなく、PowerPointというケースが多くなります。ポンチ絵レベルなら Illustrator で最初から作ればよいのですが、
PowerPoint から変換したいケースもあります。しかし、複雑な図をPowerPointから Illustratorに単純にコピペしただけだとエラーになってうまくいかないことが多いです。

最近、PowerPointをいったんPDFファイルで保存して、PDFをIllustrator で開けば綺麗に変換できることがわかったので重宝しています。
Illustrator 使いの人にとっては常識かもしれませんが。

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特許料納付用のクレジットカードについて考える

4月から特許料等がクレジットカードで支払い可能になります。資金繰りが多少良くなりますし、残高不足の事故もなくなりますし、ポイントもたまるのでうれしいですね。

個人使用のクレジットカードを使うと経理処理が煩雑になりますし、限度額の問題も生じるので、特許料専用のクレカを新たに作ろうと思ったのですが、三井住友カードでは引き落とし銀行口座が屋号付(営業性個人)だとダメみたいです。楽天カードも同様でしたので、個人向けカードはみなそうなのでしょう。

法人カードにすればよいのですが、そうすると年会費がかかってしまいます。年会費かからない法人カードもあるようですが、それはポイントが貯まりません。

結局、個人名義で特許料専用の銀行口座を三井住友に新たに作ってそこを引き落とし口座とした楽天カード(ポイント的にお得ぽいです)を作ろうと思います。三井住友銀行どうしの送金はネット振込だと手数料がかからりませんので必要に応じて残高を移しておけば良さそうです。

網羅的に調べたわけではないですが、ご参考まで。

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