翔泳社のIT Initiativeに寄稿した記事『「ビッグデータ」テクノロジー戦略を現実的に考える』がEnrterpriseZineにも転載されました。一般にIT Initiativeへの寄稿記事はだいたい1ヶ月遅れでEnrterpriseZineに転載されるようなので、早く読みたい方はIT Initiativeを申し込まれるとよろしいんじゃないかと思います(無料)。
さて、本記事は、「ビッグデータ」も他のIT関連用語と同様ちょっと混乱が見られるので少し整理して考えてみてはいかがですかという内容が中心です。「ビッグデータ」を「エマージング・ビッグデータ」と「トラディショナル・ビッグデータ」の2カテゴリーに分類して検討することを提唱しています。簡単に言うと、「エマージング・ビッグデータ」はMapReduceやNoSQLを活用する世界、「トラディショナル・ビッグデータ」はRDBMSを活用する世界です。もちろん、両者は排他的ではないですし、境界線も明確なわけではないですが、このようなカテゴライズを行なうことで、議論の混乱をある程度防げるのではないかと思います。また、『「ビッグデータ」すなわちHadoop採用だ』というような近視眼的なテクノロジー選択を防ぐ効果もあるのではないかと思います。
ご興味ある方は是非ご一読ください。