【小ネタ】HP新タブレットの商標について

2月9日に予測通りHPのWebOSベースのタブレットTOUCHPADが発表されました(参照記事)。マシンそのものの話しは別の機会にするとして、TOUCHPADという商品名が気になりました。タッチパッドというと普通はパソコンの入力機器(別名、トラックパッド)を指す普通名称だと思うからです。

で、USPTO(米国特許商標長)への商標登録出願はどうなっているのかと思ったら”HP TOUCHPAD”で出願されてました。「おいしい牛乳」では商標登録の可能性がほとんどないので「明治乳業おいしい牛乳」あるいは「森永のおいしい牛乳」で出願するようなものです。

HPは著名商標で識別力は十分にあるので”HP TOUCHPAD”の商標は登録されるのではと思うのですが、たとえば(現実にはないと思いますが)IBM TOUCHPADなんて製品が出たときに差止めできない可能性がでてきます。まあ、内部的には商標権に限らずブランド面での議論がいろいろとあった上でこの商品名に決まったのだと思います。

そういう意味ではWebOSも単独では商標権取得困難なのではと思って調べてみるとやはり”Palm WebOS”で出願されていました(”HP WebOS”で出願し直すのかどうかはわかりません。)

一般的な言葉で商標権を取れて商品(またはサービス)名称として独占できれば権利者にとっては大変うれしいわけですが、あまり一般的ないし記述的な商標では商標権が取れないのでバランスが難しいところです。

この辺の事情は特許も同じです。あまりに当たり前のアイデアでは、新規性・進歩性を満足できないので特許権を取得できません。かと言ってあまりに限定的なアイデアでは、仮に特許権を取得しても行使する機会がないか、あるいは、行使してもすぐ回避されてしまいます。当たり前ぎりぎりのアイデアで広い範囲で特許を取得するのが頭の使いどころなわけです。

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