東京地裁においてバウンスバック特許でサムスンに勝訴したばかりのアップルですが、今度は知財高裁の別件特許侵害訴訟で敗訴(侵害が認められず)というニュースがありました(参照記事)。
この裁判の第一審については以前に本ブログでも書いてます。PCとスマホ間の音楽同期に関する特許で、正直、これで侵害を主張するのはちょっと無理筋ではないかと思っていました。もし、判決文が公開されたら追記しますが、二審でも重要な争点になるようなポイントはあまりないような気がします。また、仮に侵害が認められたところで、スマホ本体の本質的機能ではないので影響はそれほど大きくないと思われます。
この裁判に関して興味深いのは、アップルがちょっと無理筋かつ非本質的と思われる特許でも最後まで徹底的に戦う姿勢を取っているということで、やはりサムスンに対しては「ガチンコ」なのだなあという点であります(担当の弁護士・弁理士先生はお忙しくて何よりだなあとも思います)。