【実務者向け】マドプロでWIPOと直接やり取りする際の手段について

マドプロ(国際商標出願)の最初の出願(MM2)は特許庁に書類で提出する必要がありますが、いったん国際登録が完了した後の手続(典型的には事後指定(MM4))は、特許庁に対して行なうことも、スイスのWIPO本部に直接行なうこともできます。

特許庁経由だとWIPO料金に加えて印紙代がかかってしまいます。特許庁経由にする意味があるのか特許庁の担当者に聞いてみたことがありますが「ない」とのことでした。強いて言うと、書類のチェックをしてもらえることと、(持参した場合には)受領印をすぐもらえるということくらいでしょうか?

WIPOに直接手続を行なう場合には、FAXかEメールかといういことになるかと思います(郵送という手もありますが着信主義なのであまりやる人はいないと思います)。だいぶ前に受けたマドプロの研修で、FAXは受領書が(FAXで)もらえるけどEメールは受領書がもらえないので、FAXの方が良いと聞いていたので、今までずっとFAXを使っていました。

しかし、先日、FAX(正確に言うとeFAXサービス)の調子が悪かったので、MM4のPDFファイルをメールに添付して送ってみました。メールでも自動応答の返信はあるのですが、やはりMM4がちゃんと処理されたいう受領書は送られてきません。しょうがないので、メールで問い合わせたところ、担当者から問題なく通っているとの返事が返ってきました。その時についでに教えてくれたのですが、WIPOに直接送った手続がちゃんと通っているかどうかはMadrid Real-Time Statusで確認すればよいと言われました。

ということなので、これからは、マドプロ関連のWIPOへの直接手続はメール+リアルタイム確認で行こうと思います。

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