Googleのスマートコンタクトレンズと関連特許について

ちょっと前の記事(【小ネタ】「スマートヅラ」関連知財について)で時計、眼鏡、指輪、腕輪、ペンダント、カツラに続くウェアラブル・コンピュータのアイデアとしては、入歯くらいしかないじゃないかと書きましたが、コンタクトレンズというのがありました。

CNETの記事でGoogleが開発中の、涙液中のグルコースセンサーを内蔵した糖尿病の人向けのスマートコンタクトレンズが紹介されています。

CNETの記事には出ていないですがBloombergの記事によれば、このプロジェクトのヘッドであるBrian Otis教授(ワシントン大学シアトル校からGoogleに出向中)が関連特許を保有しているそうです。たぶん、US8608310”Wireless powered contact lens with biosensor”ですね。

コンタクトレンズ中にアンテナ(トランスポンダー)とセンサーが内蔵されており、パッシブ型の無線タグと同じように外部からの電磁波に応答してデータを返す仕組みのようです。さすがに電源内蔵は無理でしょう。

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これとはまったく別の話として、Innovegaというスタートアップ企業がメガネ型のウエアラブル機器と組み合わせて使うスマートコンタクトレンズを開発中であるそうです(参考記事)。コンタクトレンズ単独では使用できません(バッテリーの問題があるのでしょうがないと思います)。情報が視界の端に表示されるだけのGoogle Glassとは異なり、フルスクリーンの画像を投影できるなどのメリットがあるようです。

Innovegaという会社はディスプレイ関連の特許を何件か取得しています。上記記事の製品に関係する特許は、US8482858(”System and apparatus for deflection optics”)あたりだと思われます(すみません、まだ中味はちゃんと読んでません)。

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映画「ミッション・インポッシブル」にコンタクトレンズ内蔵型のスキャナー(目にした文書をスキャンできる)が出てきましたがさすがにそれは無理でしょうね(いやしかし、真のイノベーターなら発明してくれるのかもしれません)。

ところで、実用化前の次世代のテクノロジーについて調べる場合、学術論文を読むというのももちろん大事ですが、特許文献を読むのも有効です。製品にダイレクトに結びつくことを想定して作られたアイデアが開示されていることが多いからです。

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