出たばかりのMacbook Airを買ってしまいました。11インチ、Core i5、4GBメモリー、256GB SSDという仕様。自分にとってMacは20年ぶり、3回目です(以前はPlus(ベージュ)とQuadra 800)。
モバイル用にはずっとThinkpad X60sを使ってきましたが、そろそろ液晶がアウトぽくなってきたので買い換えを模索しておりました。自分はThinkpad派(というかトラックポイント派)なので当然X220を考えたのですが、X201sに相当する高解像度モデルがないのと、やや重い(1.4kg)のでちょっと躊躇しておりました。そして、Macbook Airキラーとも噂されていたThnikpad X1が薄くはあるものの重量1.69Kgというズコーな仕様であったため、もうThinkpadはあきらめてSandyBridge版Macbook Airの登場を待っていたわけであります。と言いつつ、Thinkpadと決別したわけではありません。もう少し後になった値段がこなれてきたら自宅据置き用にT420かT520を買うかもしれません。
ここまで読むとわかるように、自分がMacbook Airを買ったのは主にWindowsマシン用としてです。メインのマシンと操作が違うのはちょっとツライですし、翻訳支援ソフトのTRADOS等、業務上必要なソフトでWindowsオンリーのものも多いからです。
BootCampを使ったMacbook AirへのWindows 7(64bit)導入は、このあたりのページを参考にして何の問題もなく行なえました。
結論から言うとMacbook AirはWindowsマシンとしてもかなりいけてます。十分サクサク動きますし、画面もきれいです(Windowsのフォントが汚いという人がたまにいますが、ひょっとしてClearTypeをオンにしてないのではないかと思います)。Lionと同様にタッチパッドで2本指での上下左右スクロールもできて快適ですし、右クリックは2本指のクリックで対応可能です。
半角/全角キーがないので、ATOKでは、英数キー(ATOK上は「無変換」キーとして認識しています)に「日本語OFF」、かなキーに「日本語ON」をバインドしてます。こうしておくとかな漢のトグル状態を気にせず使えて快適です(なお、自分はWindows環境でもこのバインディングで使ってます)。
キーボードはペナペナでThinkpadには到底及びませんが、こういうセパレート型のキーボードも隣のキーの打ち間違いが少なくなってよいのではないかと思います。ただ、ESCキーはもう少し大きくてもよいかな。PFキーも小さくてATOK変換操作でPFキーを比較的よく使う自分にとってはややつらいです。また、レイアウト上しょうがないですが、PFキーは4個ずつグループ分けしてほしかった(これはちょっとわがままな注文)。
あと不便な点はSDカードリーダーがないことくらいでしょうか(これはAppleには言うだけ無駄でしょうけどねw)。ピッグテール型のリーダー買えばすむ話ですが、あの手の小さいアダプタ類は、必ずと言っていいほど、肝心な時に忘れたり、なくしたりするんですよね。
ところで、パッケージ開けてACケーブルがあまりに太い(しかも3ピンプラグ)なのにびっくりしてしまいましたが、これは延長用ケーブルで、通常は小型のACアダプタ経由で使えます。延長する必要がある時は別に普通の市販のAC延長ケーブルを使えばすむ話なので、このACケーブルを使うことはまずないでしょう。ところで、ACアダプタの本体側プラグが湯沸かしポットみたいに磁石式になってるのがナイスですね。
とまあそういうわけで、ほとんどWindowsラップトップ機になりそうなMacbook Airですが、OS X環境でしか動かないソフトで使いたいものもあったりするのでたまにLion側も使うことになるでしょう。そのようなソフトのひとつがPatterns Xというシェアウェアです。ジャズのメカニカルな練習パターンを自動生成してくれるソフトです。正直、コンテンポラリーなジャズミュージシャン以外は使い道がないニッチソフトです。あると便利だなあと思ってましたし、他に代替案がないので、使えるようになったのは喜ばしいですね。まあ、他にもMacオンリーのソフトはあると思いますので、いろいろと探してみようと思います。