住所(居所)変更届における旧住所の調べ方

識別番号に紐付く出願人の住所(居所)を変更する際には、旧住所の記載が必要です。ずっと自分が代理していた出願人であれば旧住所はわかりますが、代理人が切り替わったばかりだったり、複数の代理人を使っている出願人だと、今どの住所が識別番号に紐付いているのか出願人自身もわからないことがあります。あと、在外者だと、どのようなカナ表記が当てられているかは出願人に聞いてもわからないですね。

特許庁の識別番号担当部署に電話をかけて、こちらから「識別番号xxxxには東京都墨田区yyyの住所が紐付いていますか?」と聞いてYes/Noで答えてもらうことはできますが、「識別番号xxxxに紐付いている住所は何ですか?」と聞いても答えてもらえません。プライバシーの問題でしょうか?しかし、少なくとも法人の住所であればプライバシーも何もないと思うのですが。

このような場合、書面で照会することもできるのですが、一番簡単なのはとりあえず旧住所を当て推量で書いて住所変更届を出すことです。そうすると、もし旧住所が違っていた場合には、「旧住所が違っていますxxxxに直してください」という補正指令書が出るのでそれに応じれば良いそうです。便利ではありますが、それだったらそのまま職権で修正してくれても良いのになあと思いました。

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