あけましておめでとうございます。今年もがんばりますよ。
今年の抱負を書こうと思って去年の正月に何を書いたか見てみたら、あまり今年も書くべきことは変わらないですね。要は、ITコンサルタント、弁理士、翻訳家の三足のわらじで馬車馬のように働くということであります。ただ、去年は、5:3:2くらいだった収益割合を今年は4:5:1くらいにしていきたいとは思っています(要は弁理士仕事強化、翻訳控えめ)。
抱負という点で言えば、もう少しIT系と知財系のシナジーを高めていきたいと思っています。そもそも、独立した時はITアナリストと弁理士としてのコンピテンスを生かして、企業や個人開発者に知財とIT面をワンストップでお手伝いをするみたいなビジネスモデルを考えていたわけですが、全然実現できていません。
実は、某弁理士グループから、「コンサルタントと弁理士の両立について講演してくれないか」という依頼があったのですがお断りせざるを得ませんでした。弁理士の世界でも元々の本業である出願代理だけに頼っていては駄目で、今後は知財コンサルや経営コンサルの世界に乗り出すべきという動きがあります。そのモデルケースとして私に白羽の矢が立ったのではと思いますが、全然、モデルでも何でもなくて、前職の延長線上でITアナリスト/コンサルタントを続けつつ、それとは別に弁理士業もやっているという感じなので、とても講演をするようなレベルではありません。単に二倍忙しくしているだけです(翻訳も入れれば三倍)。長期的に見てこれがよろしくないのは認識していますので、今年はIT+知財シナジーでいろいろ仕掛けていきたいと思います(まだ内容はヒミツ)。
2012年を振り返るとこんな感じでした。
ITアナリスト/コンサルタント業
超大手企業様向けにコンサル案件を2件、具体的内容はここでは書けませんが、ITのメガトレンド的な話しです。1)ITのほぼ全方位的チェック(開発系はちょっと弱いかも)、2)海外情報については日本の孫引き情報ではなく現地情報に直接当たれる、3)IT系の人にもビジネス系の人にもわかりやすい成果物、等々については前職で経験を積んでおり、十分高品質を維持できていると思います。特定ベンダーの色が付かない中立的分析というニーズには今後も答えていきたいと思います。
昨年度やった寄稿・講演(のうちオープンにできるもの)は以下のような感じです。
- 国内最大級のデータウェアハウスイベントTeradata Universe Tokyo 2012でビッグデータについて講演(2012/03/09)
- IT Initiative 3月発売号に「ビッグデータのテクノロジー戦略を現実的に考える」寄稿
- EnterpriseZineに「ビッグデータ」テクノロジー戦略を現実的に考えるを寄稿(2012/04/09)
- 日本IBMセミナー「ビッグデータ時代の最新ストレージ管理術と適用事例」で基調講演(2012/04/28)
- 日経BP特設サイト『常勝経営』に「改めて「ビッグデータ」の素朴な疑問に答える」を寄稿(2012/05/29)
- IT Initiative 6月発売号に「『脱出速度』を達成する真のイノベーションとは」寄稿
- EnterpriseZineで連載「スタートアップのための知財戦略超入門」(2012/9/21)
- 日経BP主催セミナー「クラウド経営サミット」で基調講演(2012/10/4)
- 週刊ダイヤモンドに「ビッグデータ」に関するインタビュー記事掲載(2012/11/19)
- Teradataユーザー会総会で講演(プライベートイベント)(2012/11/22)
- MacPeople2012年11月号に「アップルvsサムスン『知財大戦』のゆくえ」を寄稿
- MacPeople2013年1月号に特集記事「デジタル時代の著作権ベーシックガイド」を寄稿
- Softbankテクノロジーフォーラム2012でパネルのモデレータ(2012/11/28)
- 日経デザイン主催セミナー「アップルvsサムスン訴訟:その本質と影響」で「アップルの特許に見るUI特許のポイント」講演(2012/12/14)
2013年最初の講演は、たぶん、3/7のTeradataのイベントです(詳細は追って)。ビッグデータのデータ管理やプライバシーなどの「セクシーでないところ」の話をする予定です。
弁理士業
あまり出願代理はやってなくて訴訟や調査のお手伝いが中心でした(内容は守秘義務があるのでブログには書けません)。IT系+英語ということでそれなりの差別化はできているのではと思います。もちろん、今年は出願代理業務もどんどんやっていく予定です(基本IT系専門)。商標、意匠の出願代理、著作権の契約関係のお手伝いもやってます。また、中国・米国を中心とした海外案件もやってます。現地代理人とは直接英語でコミュニケーションしてますので、コスト面、スピード面で有利かと思います。
翻訳業
産業翻訳については、業界全般の問題としてアジアとの競合により、とりあえず日本語になってればいいので安く早くみたいな案件については、日本の翻訳者は条件的にかなり厳しい状況になってきてると思います。自分にとっては、英語脳を維持する上でも翻訳仕事は大事なので、今後も続けていきますが、高付加価値案件限定になるかと思います。
また、今までほぼ年一冊のペースでやってきた単行本翻訳、本当は昨年に出ているはずだったのですが、私のスケジュール遅れにより今年にずれこみました(どうもすみません)。10年先を見越したかなりグラウンド・ブレーキングな本がまもなく出ます。その時は本ブログでも解説記事を書く予定です。
個人的な話
昨年正月のブログ記事を見ると1日の個人的ノルマとしてに以下のような誓いを立てていました。
- Sax基礎連30分
- Organ基礎連30分
- 腹筋15分
- ウォーキング30分
- 仕事に関係ない読書1時間
- ラーメンは週一まで(二郎系についてはは2週に1回まで)
実は1から4、そして、6は結構できました。5は全然できてないのでちょっとまずいと思っています。Kindleの日本語化により読書環境もかなり改善されました(自分は老眼きてますので紙の本はつらくて、電子書籍でフォントをめちゃくちゃでかくしないと長時間読書できないのです)ので、今年は何とかしたいと思っております。
ということで、2013年もよろしくお願いいたします。